今では当たり前に使われている「ヘアカラー」という言葉。
以前は「ヘアダイ」という呼び方が一般的でした。
ヘアダイの「ダイ」は英語の「DYE」。「染める」「染料」という意味で、布用染料で知られる「DYLON(ダイロン)」も同じDYEに由来します。
ちなみにDYEと「死ぬ」という意味のDIEは、英語ではどちらも「ダイ」と発音します。
私が美容学校で習った頃には「DYEがDIEを連想させて印象が良くないため、ヘアカラーという呼び方になった」という話も聞きました。
改めて調べてみると、この説を裏付ける公式な資料は見つかりません。白髪を染めることが中心だった時代から、髪色を明るくしたり色を楽しんだりする時代へ変化する中で「ヘアカラー」という呼び方が定着していったと考える方が自然なようです。
時々「ヘアダイは古い呼び方」という説明を目にします。
確かに現在ではあまり使われませんが、私は単なる古い言葉として消してしまわず、むしろ分類を正確にするために残してもよかった呼称だと思っています。
「ヘアカラー」は本来、髪の色を変えること全般を連想させる広い言葉です。それを酸化染毛剤の呼称としても使うため、何を指しているのか少々分かりにくくなりました。「ヘアダイ」という呼称を残していれば、広い意味でのヘアカラーリングと、酸化染毛剤をもう少し明確に区別できたはずです。
そして、髪を染める方法は一つではありません。
Suzeでは一般的な酸化染毛剤のほか、ヘアマニキュア、ナチュラルヘナ、HC染料や塩基性染料を使用したものなど、複数の染毛方法を扱っています。
黒髪を明るくしたいのか、白髪だけを染めたいのか。しっかり隠すのか、ぼかすのか。色の自由度、髪への負担、アレルギーなど、何を優先するかによって適した方法は変わります。
名前やイメージから染料を決めるのではなく、まず「どう染めたいのか」。
Suzeでは、それぞれの違いを説明した上で、その方に合った染め方を提案しています。
