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髪の構造とパーマの影響:髪が乾くとパーマが弱まる訳

パーマをかけた髪が乾くと、カールが弱まることがあります。これは、髪のキューティクルとコルテックスという層の関係によって起こります。

髪の構造:キューティクル、コルテックス、メデュラ

1本の髪は3つの部分で構成されています。外側のキューティクル(表層)は、髪を保護し、艶やハリを保つ層です。中間部のコルテックス(髪の芯や強さを決める部分)は、パーマが作用する部分で、カールが作られます。中心部のメデュラ(髄質)は、髪の柔らかさに影響します。

キューティクル(表層)
キューティクルは外的ダメージから髪を守りますが、強すぎるとパーマの効果が抑えられることがあります。髪が濡れるとキューティクルが開き、カールが出やすくなりますが、乾くと閉じて硬化し、パーマが弱まる傾向があります。

コルテックス(中間部)
コルテックスは髪の強さや弾力性を決める部分で、ここにパーマが作用します。コルテックスが多いとカールがしっかり作られますが、キューティクルが厚かったり強すぎると、カールが抑え込まれることがあります。

キューティクルの影響を弱めるリスク

パーマをかける際、美容師はキューティクルとコルテックスのバランスを考慮しながら薬剤やロッドを選びます。場合によっては、パーマを引き出すためにキューティクルの強さを弱める必要があります。しかし、キューティクルを弱めると艶やハリが失われ、髪がパサつくリスクが高まります。特に、キューティクルが厚く、コルテックスが少ない髪質では、パーマがかかりにくく、かかっても髪が乾くとキューティクルによってパーマが強く抑えられるので、極端な場合はパーマ施術自体が難しくなることもあります。このため、慎重な判断が必要です。

まとめ

白髪染め世代の女性が艶やボリュームを求める場合、パーマが適しているか慎重に検討することが重要です。自然なボリュームを生かしたスタイルや流し方も考慮しましょう。Suzeでは、パーマに頼らず、自然なボリュームを引き出すカット技術が進化しています。髪質に合った施術を選び、髪の健康を守りながら美しいスタイルを実現しましょう。