Suzeではヘアカラー、ヘナ、ヘアマニキュア、塩基性染料、HC染料等の様々な薬剤を使い分け、あなたに最適な手法で、白髪を「隠す」「ぼかす」「なじませる」「活かす」幅広い年代の白髪の悩みを解決します。時にはしっかり染めすぎないことが長持ちする白髪染めにつながることもあります。白髪の量や来店頻度に応じた最適な染め方をSuzeがご提案いたします。
ヘアカラー(ヘアダイ・アルカリカラーとも呼びます)
アルカリ性の薬剤と脱色剤により、明るさの調整をしながら髪の内部まで染める「永久染毛剤」です。染色と脱色を行うことによるメリットとデメリットがあります。
- メリット
・髪の明るさを自在に変えられる
・色の種類が豊富
・根元からしっかり染められる(場合によっては根元を外すこともできます)
・条件によっては色持ちがよい
・染色(+)と脱色(-)使って解を求められるので、多様な条件の髪で正解を求めやすい
- デメリット
・髪にダメージが残る
・皮膚に刺激がある
・アレルギー反応を起こす場合がある
・条件によっては色持ちが悪い(脱色は永久だが、染色は半永久)
・ホームカラーの種類によっては相性が悪く、ホームカラーとサロンカラーの併用ができない
・脱色した部分は生え変わるまで、永久に既染部として明るく残る
- Suzeが推奨するデメリットを補う方法
・ダメージや刺激を予防するトリートメントを使用する(緩衝剤・残留過酸化水素中和剤・残留アルカリ除去剤等)
・何度も同じ部分を染めなくて済むように退色を想定した色設定をし、「リタッチ」中心のカラー習慣にする(初めてのカラー時の色設定が重要です)
・全体染めをする場合には、得られる髪色とその代償のバランスをきっちり検証し比較する
・脱色が必要ない既染部のトーンダウン等にヘナやヘアマニキュアを併用する
- こんな方にはヘアカラーでの白髪染めが向いてます
・黒髪の色を変えて明るさで白髪を活かす、又はなじませたい方
・生え際をしっかり染めたい方
・ショートカット等でダメージが気にならない方
・ダメージが表れにくい髪質の方(厚く、整ったキューティクルを持つ髪質)
・サラサラツルツル過ぎる髪質で、動きのあるヘアスタイルが決まらない方
- こんな方にはヘアカラーでの白髪染めが向きません
・縮毛矯正やパーマを頻繁にかける方
・痛みが見えやすい髪質の方
・定期的に染める予定がない方
・染料アレルギーの方
ヘナ(ナチュラルヘナ・インディゴヘナ・HC染料配合・ジアミン染料配合)
ヘナという植物の葉の部分を乾燥させ、粉末状にしたものをお湯で溶いたものを塗布し、毛髪の表面からごく浅い部分を染色する植物系の「永久染毛剤」です。マイルドな染まりを補うために、ジアミン染料やHC染料を合わせた物や、インディゴ(藍)を合わせた物があります。出せる色はかなり制限されますが、髪にハリや艶を与えるなどの「染め」以外の効果もあります。
※ヘナ配合の多様な商品が出回っており、ヘナとは何かという正式な定義もないので、当店ではじめてヘナをご利用のお客様には、当店が考えるヘナとお客様が考えるヘナのすり合わせを行ってから施術いたします。
※ヘナを紹介する多くの広告やウェブサイトは「オーガニック」「天然」「植物由来」という言葉を多用し、誤った方向へのイメージ付けを図ろうとしていますが、当店ではヘナをはじめとする染毛剤がオーガニックか又はオーガニックな植物成分がごく少量添加されているかとか、「天然」「植物由来」ということには全く価値がないという立場を取っております。
※当店では、アレルギーや化学物質過敏症等の疾病以外の方で、単に化学物質を避けたいという自然派志向が目的でのヘナ施術は致しません。
※Suzeは「自然派」「オーガニック」志向サロンではありません。
- メリット
・髪が傷まない
・脱色作用がゼロなので黒髪部分に既染部と未染部の差が出ない(プリンにならない)
・髪にハリ、コシや艶を与える
・クセ毛の種類によっては、クセが弱まる(加齢によるクセ毛や猫毛のクセ毛等のキューティクルの力が弱いことによるクセ毛)
・色持ちがよい(薄れては来るが白に戻ることは少ない)
・根元からしっかり染められる
・アレルギーが少ない(ナチュラルヘナの場合)
- デメリット
・脱色力がなく黒髪の色を変えられないので、白髪の生えムラ通りの色ムラが出る(気にならない場合も多い)
・色数が少ない
・染毛後臭いが残る(1週間程度)
・染毛後色落ち、色移りする(1週間程度)
・染まったヘナを除去したり薄めたりする手段がない(明るくしにくい)
・染料入りのヘナはアレルギー反応を起こす方が多い(パラフェニレンジアミンによる)
- Suzeが推奨するデメリットを補う方法
・白髪が少ない部分や必要な部分にはハイライト等で明るさを足すことができます(有料)。ジアミンアレルギーの方には、染料無添加のライトナーのみで明るさをコントロールできます。
・色落ちや臭い残りを防ぐためにヘナ施術の直後にクレンジングタイプのヘッドスパ(有料)を行うことにより、臭いと色落ち、色移りが劇的に減ります。
・色がしっかり決まらないうちは、明るめから徐々にちょうどいい色を探っていきます
・染料アレルギーをお持ちで、濃い色に染色されたい方にはヘアマニキュアや塩基性染料、又はナチュラルヘナとインディゴを組み合わせた手法をご提案します。
ヘアマニキュア(ヘアーマニキュア)・酸性カラー
毛髪の表面からごく浅い部分に着色する「半永久染毛剤」です。一昔前のヘアマニキュアはすぐに落ちるし、洗髪直後でも根本に近い部分には薬剤のノリが悪く染まりにくかったので、他の染毛剤が使えない場合にしょうがなく使うものでしたが、昨今のヘアマニキュアは大変良く染まるようになり、アルカリカラーと比べ、染まりも色持ちも遜色がなくなりました。但し、どの色でもということではなく、染めてから次に染めるまでの間も、いい感じの色味を保てる色は限られてしまいます。ヘアマニキュア経験豊富なSuzeでは、いかに色落ちするかということも考慮した上で色を選び、しっかり責任をもってご提案いたします。
※ヘアマニキュアにコーティング効果やUV対策効果があるような情報が一部ありますが、当店ではそういう事実は確認していません。毛髪の表面からごく浅い部分に着色されることを、「コーティング」と拡大解釈し、コーティングする=保護する=UV対策効果があると短絡的に考えられたデマ情報だと認識しています。
- メリット
・髪がほとんど傷まない
・脱色作用がゼロなので黒髪部分に既染部と未染部の差が出ない(プリンにならない)
・髪に少しハリが出る
・ クセ毛の種類によっては、クセが弱まる(加齢によるクセ毛や猫毛のクセ毛等のキューティクルの力が弱いことによって表れるクセ毛)
・パラフェニレンジアミンアレルギーを起こす方でも使える
・アレルギーを起こすことがほとんどない
・白髪が少ない場合は、頻繁に染める必要がない
・結婚式などの為に一回だけ染めたい場合に向いている
- デメリット
・脱色力がなく黒髪の色を変えられないので、白髪の生えムラ通りの色ムラが出る(気にならない場合も多い)
・実用的な色が少ない
・頭皮や生え際に薬剤が触れると数日間色が残る
・肌につくと染まってしまうので、根本から数ミリ染められない
・染毛後1週間程度色落ち・色移りする(リタッチの場合はほとんど気にならない)
・パーマが少し弱まる(1~2週の間)
・海・プール・温泉(泉質により)との相性が悪い
- Suzeが推奨するデメリットを補う方法
・ 白髪が少ない部分や必要な部分にはハイライト等で明るさを足すことができます(有料)。ジアミンアレルギーの方には、染料無配合のライトナーのみで明るさをコントロールします。
・肌が染まっても数日で落ちます。、多少肌についても目立たない部分は、勇気をもって大胆にギリギリを攻めていきます。もちろん専用のリムーバーも用意してますので、お顔回りなどは、ある程度落とせます。
・ヘアマニキュア施術の直後にクレンジングタイプのヘッドスパ(有料)を行うことにより、色移りが劇的に減ります。
・汗をかきやすい時期はリタッチにしたり、襟足を染めないことにより、タオルや襟等への色移りをほとんど気にならない程度まで減らせます。
ヘナ・ヘアマニキュア・酸性カラー・HC染料・塩基性染料には適性があります
アルカリカラーと比べるとヘナ・ヘアマニキュア・酸性カラー・HC染料・塩基性染料には不自由な部分が少なからずあります。ほとんどの方が何らかの理由でアルカリカラーの替わりにそれらの施術を検討されていることと思いますが、完全に替わりにはならない部分も多いことをご理解ください。多くの場合、おおらかな性格の方向けの染毛法になります。現在、多くの美容室がヘナ・ヘアマニキュアの取り扱いをやめているのは、おおらかではない性格のヘナ・ヘアマニキュアが向いていないお客様対応に疲れてしまったり、割に合わないと判断されたことが大きな理由なのだと聞きます。
こんな方にはヘナ、ヘアマニキュアや塩基性染料、HC染料等が向いてません
- 髪色を頻繁に変えたい方(濃い色のヘナ、ヘアマニキュアの場合)
- 均一な髪色を求める方(白髪と黒髪や新生部と既染部等の色ムラがある場合)
- 完璧を求める方
- 神経質な方
- 海やプールに頻繁に入る方・温泉水を頭から浴びる方
詳しくは、直接店舗までお問い合わせください。