Suzeでは、ヘアカラー、ヘナ、ヘアマニキュア、塩基性染料、HC染料など、多種多様な薬剤を使い分けて、あなたに最適な方法で白髪の悩みを解決します。幅広い年代のお客様に対応し、白髪を「隠す」「ぼかす」「なじませる」「活かす」などの手法を駆使して、理想の髪色を実現します。また、白髪染めは適度な染め加減が重要ですので、しっかり染めすぎないことが長持ちする白髪染めにつながる場合もあります。白髪の量や来店頻度に応じて、最適な染め方をご提案いたします。
目次
●ヘアカラー
●ヘナ
●ヘアマニキュア
●ヘナやヘアマニキュアには適性があります
●多くの美容室がヘアマニキュアの扱いをやめる中、Suzeが続けられる理由
ヘアカラー(ヘアダイ・アルカリカラーとも呼びます)
アルカリ性の薬剤と脱色剤により、明るさの調整をしながら髪の内部まで染める「永久染毛剤」です。染色と脱色を行うことによるメリットとデメリットがあります。
- メリット
・髪の明るさを自在に変えられる。
・カラーの種類が豊富で、多様なカラーを選択できる。
・根元からしっかり染められるため、自然な色味を表現できる。(地肌に薬剤を付けない塗り方もあります)
・条件によっては色落ちが少なく、長期間色が持続する場合がある。
・染色と脱色の組み合わせを使って、様々な条件下でのカラーリングに対応できるため、染色の正解を導き出しやすい。
- デメリット
・髪にダメージが残る可能性がある。
・皮膚に刺激を与える場合があり、かぶれることがある。
・アレルギー反応を起こすことがあり、そのリスクがある。
・染色した色が持続しないことがあり、色落ちが早くなる場合がある。(脱色は永久的に効果が残るが、染色は一時的なものである)
・ホームカラーの種類によっては、サロンで使用される薬剤との相性が悪く、併用ができないことがある。
・脱色した部分は、生え変わるまで既染部として明るく残る可能性がある。
- 以下は、より自然な髪色を維持するためにSuzeが提案する方法です:
・カラーリングの前後に、トリートメントを使って髪を保護することが大切です。カラーリング中に使用する緩衝剤や、残留アルカリや過酸化水素を除去するための製品を使用することもできます。
・何度も同じ部分を染めなくて済むように退色を想定した色設定をし、「リタッチ」中心のカラー習慣にする(初めてのカラー時の色設定が重要です)
・全体染めをする場合には、髪の毛の状態を慎重に検証し、得られる髪色とその代償のバランスを考慮することが重要です。髪の毛がダメージを受けている場合には、その部分のカラーリングを控えたり、より低刺激なヘナやヘアマニキュアを選択することを検討することもできます。
・脱色が必要のない既染部分には、ヘナやヘアマニキュアを併用することでトーンダウンすることができます。これにより、髪に余分なダメージを与えずに、自然な髪色を維持することができます。
- こんな方にはヘアカラーでの白髪染めが向いてます
・黒髪の色を変えて明るさで白髪を活かす、又はなじませたい方
・生え際をしっかり染めたい方
・ショートカット等でダメージが気にならない方
・ダメージが表れにくい髪質の方(厚く、整ったキューティクルを持つ髪質)
・サラサラツルツル過ぎる髪質で、動きのあるヘアスタイルが決まらない方
- こんな方にはヘアカラーでの白髪染めが向きません
・縮毛矯正やパーマを頻繁にかける方
・痛みが見えやすい髪質の方
・定期的に染める予定がない方
・染料アレルギーの方
ヘナ(ナチュラルヘナ・インディゴヘナ・HC染料配合・ジアミン染料配合)
ヘナという植物の葉の部分を乾燥させ、粉末状にしたものをお湯で溶いたものを塗布し、毛髪の表面からごく浅い部分を染色する植物系の「永久染毛剤」です。マイルドな染まりを補うために、ジアミン染料やHC染料を合わせた物や、インディゴ(藍)を合わせた物があります。出せる色はかなり制限されますが、髪にハリや艶を与えるなどの「染め」以外の効果もあります。
※ヘナ配合の多様な商品が出回っており、ヘナとは何かという正式な定義もないので、当店ではじめてヘナをご利用のお客様には、当店が考えるヘナとお客様が考えるヘナのすり合わせを行ってから施術いたします。
※ヘナを紹介する多くの広告やウェブサイトは「オーガニック」「天然」「植物由来」という言葉を多用し、誤った方向へのイメージ付けを図ろうとしていますが、当店ではヘナをはじめとする染毛剤がオーガニックか又はオーガニックな植物成分がごく少量添加されているかとか、「天然」「植物由来」ということには全く価値がないという立場を取っております。
※当店では、アレルギーや化学物質過敏症等の疾病以外の方で、単に化学物質を避けたいという自然派志向が目的でのヘナ施術は致しません。
※Suzeは「自然派」「オーガニック」志向のサロンではありません。私たちは、白髪染めに限らず、提供する全てのサービスにおいて、自然派やオーガニック志向のお客様にご満足いただけない場合が多いことを認識しています。また、湯シャンや石鹼シャンプー、無香料や無添加などの志向にも、考え方やその考えの元となる前提に大きな差異があるようです。ご理解いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
- メリット
・髪が傷まない
・脱色作用がゼロなので黒髪部分に既染部と未染部の差が出ない(プリンにならない)
・髪にハリ、コシや艶を与える
・クセ毛の種類によっては、クセが弱まる(加齢によるクセ毛や猫毛のクセ毛等のキューティクルの力が弱いことによるクセ毛)
・色持ちがよい(薄れては来るが白に戻ることは少ない)
・根元からしっかり染められる
・アレルギーが少ない(ナチュラルヘナの場合)
- デメリット
・脱色力がなく黒髪の色を変えられないので、白髪の生えムラ通りの色ムラが出る(気にならない場合も多い)
・色数が少ない
・染毛後臭いが残る(1週間程度)
・染毛後色落ち、色移りする(1週間程度)
・染まったヘナを除去したり薄めたりする手段がない(明るくしにくい)
・染料入りのヘナはアレルギー反応を起こす方が多い(パラフェニレンジアミンによる)
- Suzeが推奨するデメリットを補う方法
・白髪が少ない部分や必要な部分にはハイライト等で明るさを足すことができます(有料)。ジアミンアレルギーの方には、染料無添加のライトナーのみで明るさをコントロールできます。
・色落ちや臭い残りを防ぐためにヘナ施術の直後にクレンジングタイプのヘッドスパ(有料)を行うことにより、臭いと色落ち、色移りが劇的に減ります。
・色がしっかり決まらないうちは、明るめから徐々にちょうどいい色を探っていきます
・染料アレルギーをお持ちで、濃い色に染色されたい方にはヘアマニキュアや塩基性染料、又はナチュラルヘナとインディゴを組み合わせた手法をご提案します。
ヘアマニキュア(ヘアーマニキュア)・酸性カラー
毛髪の表面からごく浅い部分に着色する「半永久染毛剤」です。一昔前のヘアマニキュアはすぐに落ちるし、洗髪直後でも根本に近い部分には薬剤のノリが悪く染まりにくかったので、他の染毛剤が使えない場合にしょうがなく使うものでしたが、昨今のヘアマニキュアは大変良く染まるようになり、アルカリカラーと比べ、染まりも色持ちも遜色がなくなりました。但し、どの色でもということではなく、染めてから次に染めるまでの間も、いい感じの色味を保てる色は限られてしまいます。ヘアマニキュア経験豊富なSuzeでは、いかに色落ちするかということも考慮した上で色を選び、しっかり責任をもってご提案いたします。
※ヘアマニキュアにコーティング効果やUV対策効果があるような情報が一部ありますが、当店ではそういう事実は確認していません。毛髪の表面からごく浅い部分に着色されることを、「コーティング」と拡大解釈し、コーティングする=保護する=UV対策効果があると短絡的に考えられたデマ情報だと認識しています。
- メリット
・髪がほとんど傷まない
・脱色作用がゼロなので黒髪部分に既染部と未染部の差が出ない(プリンにならない)
・髪に少しハリが出る
・ クセ毛の種類によっては、クセが弱まる(加齢によるクセ毛や猫毛のクセ毛等のキューティクルの力が弱いことによって表れるクセ毛)
・パラフェニレンジアミンアレルギーを起こす方でも使える
・アレルギーを起こすことがほとんどない
・白髪が少ない場合は、頻繁に染める必要がない
・結婚式などの為に一回だけ染めたい場合に向いている
- デメリット
・脱色力がなく黒髪の色を変えられないので、白髪の生えムラ通りの色ムラが出る(気にならない場合も多い)
・実用的な色が少ない
・頭皮や生え際に薬剤が触れると数日間色が残る
・肌につくと染まってしまうので、根本から数ミリ染められない
・染毛後1週間程度色落ち・色移りする(リタッチの場合はほとんど気にならない)
・パーマが少し弱まる(1~2週の間)
・海・プール・温泉(泉質により)との相性が悪い
- Suzeが推奨するデメリットを補う方法
・ 白髪が少ない部分や必要な部分にはハイライト等で明るさを足すことができます(有料)。ジアミンアレルギーの方には、染料無配合のライトナーのみで明るさをコントロールします。
・肌が染まっても数日で落ちます。、多少肌についても目立たない部分は、勇気をもって大胆にギリギリを攻めていきます。もちろん専用のリムーバーも用意してますので、お顔回りなどは、ある程度落とせます。
・ヘアマニキュア施術の直後にクレンジングタイプのヘッドスパ(有料)を行うことにより、色移りが劇的に減ります。
・汗をかきやすい時期はリタッチにしたり、襟足を染めないことにより、タオルや襟等への色移りをほとんど気にならない程度まで減らせます。
- ヘアマニキュアをご利用にあたっての注意事項
・ ヘアマニキュアは白髪をゼロにするものではありません
・ヘアマニキュアに限っては、時間をかければかけるほど細かなスライスで塗布できますので、時間多くをかけて塗布することが、よく染まりあがることにつながります。どの程度細かなスライスで塗り、どれくらい時間をかけるのか、又はどれくらい丁寧に塗るのかは各美容室ごとに違いがあります。
Suzeでは塗布、放置時間、シャンプー、仕上げで1時間15分をヘアマニキュアの施術時間として定め、それに則した料金を設定しております。限られた時間をどのように配分するのかは、各お客様、各スタイリストごとの個性により多少違いが出ますが、数多くの施術を重ねた結果導かれた、Suzeを選ばれる多くのお客様に合わせた料金と染め上がりのバランスをとった設定となっております。
※設定時間を超える、より細かな施術のご要望は受け付けておりません。
ヘナ・ヘアマニキュア・酸性カラー・HC染料・塩基性染料には適性があります
アルカリカラーと比べるとヘナ・ヘアマニキュア・酸性カラー・HC染料・塩基性染料には不自由な部分が少なからずあります。ほとんどの方が何らかの理由でアルカリカラーの替わりにそれらの施術を検討されていることと思いますが、完全に替わりにはならない部分も多いことをご理解ください。多くの場合、おおらかな性格の方向けの染毛法になります。現在、多くの美容室がヘナ・ヘアマニキュアの取り扱いをやめているのは、おおらかではない性格のヘナ・ヘアマニキュアが向いていないお客様対応に疲れてしまったり、割に合わないと判断されたことが大きな理由なのだと聞きます。
こんな方にはヘナ、ヘアマニキュアや塩基性染料、HC染料等が向いてません
- 髪色を頻繁に変えたい方(濃い色のヘナ、ヘアマニキュアの場合)
- 均一な髪色を求める方(白髪と黒髪や新生部と既染部等の色ムラがある場合)
- 完璧を求める方
- 神経質な方
- 海やプールに頻繁に入る方・温泉水を頭から浴びる方
- ヘアマニキュアは白髪をゼロにするものではありません
詳しくは、直接店舗までお問い合わせください。
- 多くの美容室がヘアマニキュアの扱いをやめている中、Suzeがヘアマニキュアを続けられる理由
多くの美容室がヘアマニキュアの提供をやめている現状、Suzeは何故それを続けているのかを説明いたします。
実際、多くのサロンでは完全にヘアマニキュアを取り止めているわけではなく、新規のお客様には提供せず、常連客限定の隠れメニューとして取り扱っていることが多いようです。その背後にはいくつかの理由が考えられます。
1. 高度な技術が必要:ヘアマニキュアは熟練した技術が求められ、経験の浅いアシスタントには難しい。しかし、Suzeでは経験豊富な技術者がマンツーマンで施術するため、この問題は解決されています。
2. お客様の納得が難しい:美容室側がどうしても白髪ゼロには出来ないヘアマニキュアの限界について説明しても、一部のお客様からのクレームや無料のやり直し要求が絶えない。これがスタッフの疲れや離職の原因ともなっています。多くのサロンはこの対応に疲れ、ヘアマニキュアを提供しなくなりました。しかし、Suzeでは「こんなものです」と前置きし、細部に囚われず、おおらかな心でサービスを受けていただくことをお願いしています。
完璧主義の方や細かい点を気にされる方には、明らかにヘアマニキュアが向いていません。しかし、多くのサロンが、そもそもヘアマニキュア向きではないお一部の客様の要望を優先して、多くの人々に必要とされるヘアマニキュアを取り止めるのは理解しがたいと感じています。
Suzeがヘアマニキュアを続ける理由は、経験豊富な技術者による個別対応と、おおらかな心での受け入れを促すアプローチにあります。ヘアマニキュアを求めるお客様のために、これからもサービスを続けて参ります。